HTMLヘッダーとは
HTMLのヘッダーは、HTMLソースコード内の<head>タグに囲まれた部分を指します。
このセクションに記述される情報は、直接画面に表示されるものではありませんが、ブラウザが<body>タグ内の内容を適切に解釈し、表示するために必要な情報を含んでいます。
head要素の役割
head要素は、ブラウザや検索エンジンのクローラーにWebサイトの情報を伝える部分です。
この<head>タグ内には、HTML文書に関する機械可読な情報（メタデータ）が含まれます。
これには、ページの題名、使用するスクリプト、スタイルシートなどが含まれます。
header要素との違い
header要素（<header>）は、HTMLファイルの<body>内に記述されるタグの一つで、Webページの上部に表示されるコンテンツを指定するために使われます。
header要素は文書やセクションの冒頭部分を表し、見出しや概要、ナビゲーションリンクなどを含むことが一般的です。
HTMLヘッダーの役割
HTMLのヘッダーは、Webページの機能と外観を制御する上で中心的な役割を果たします。
SEO（検索エンジン最適化）の観点からも、適切なメタデータの設定はWebページの検索エンジンにおける表示に影響を与えるため、注意深く管理する必要があります。
このように、HTMLのヘッダーはWebページの基本的な構成要素の一部であり、ページの機能や検索エンジンでの表示に大きく関わっています。
head要素とheader要素の違いを理解することは、効果的なWebページの設計に不可欠です。
よくある質問
📕HTMLの<header>タグはどのような役割を持っていますか？
📖HTMLの<header>タグは、ウェブページやセクションのヘッダー部分を定義するために使用されます。このタグ内には、主にロゴ、ナビゲーションメニュー、サイト全体の概要、ページタイトルなどが含まれます。<header>タグを適切に使用することで、ページの構造が明確になり、検索エンジンや支援技術（スクリーンリーダーなど）がコンテンツを正確に理解しやすくなります。これにより、SEO対策やアクセシビリティの向上に寄与します。ただし、<header>タグはページ内の複数のセクションで使用可能ですが、各セクションの先頭部分に適切に配置することが推奨されます。
📕<header>タグ内にどのような要素を含めるべきですか？
📖<header>タグ内には、ウェブサイトやページの主要なナビゲーションや識別情報を配置するのが一般的です。具体的には、サイトのロゴを表示する<img>タグ、主要なナビゲーションメニューを構成する<nav>タグ、サイトやページのタイトルを示す<h1>タグなどが含まれます。これらの要素を<header>内にまとめることで、ユーザーがページの構造を直感的に理解しやすくなり、ユーザーエクスペリエンスの向上につながります。また、検索エンジンに対してもページの主要な情報を明確に伝えることができ、SEO効果を高めることができます。
📕<header>タグを使用する際の注意点はありますか？
📖<header>タグを使用する際には、以下の点に注意することが重要です。まず、<header>タグはページ全体だけでなく、各セクション内にも使用できますが、各セクションの先頭部分に適切に配置することが推奨されます。次に、<header>内に見出し要素（<h1>〜<h6>）を適切に配置し、ページやセクションの内容を明確に示すことが重要です。また、ナビゲーションメニューを含める場合は、<nav>タグを使用して構造化すると、検索エンジンや支援技術がコンテンツを正確に理解しやすくなります。さらに、<header>タグ内に過剰な情報を詰め込みすぎず、ユーザーが必要な情報に迅速にアクセスできるよう、シンプルで分かりやすいデザインを心掛けることが大切です。
SEO対策研究室の室長、株式会社コンテンシャルの代表取締役を務める。長年WEB業界に携わった経験をもとに、SEO対策とAI活用を具体的かつ実践的に解説。SEOの技術的な部分だけでなく、コンテンツ戦略、内部設計、ページ速度の改善など、広く現場で活用できるノウハウを提供。実際の検証データや豊富な成功事例・失敗談も交えながら、すぐに役立つ施策をお伝えします。